可児市にある山城のひとつ、今城跡

普段から、車を走らせていると可児市のとある場所で「今城跡」の旗がはためいていることに気づいていました。

可児市には山城跡がいくつもありますね。

  • 土田城跡(どたじょうあと)
  • 室原城跡(むろはらじょうあと)
  • 塩河城跡(しゅうがじょうあと)
  • 今城跡(いまじょうあと)
  • 大森城跡(おおもりじょうあと)
  • 吹ヶ洞砦跡(ふきがほらとりであと)
  • 羽崎城跡(はざきじょうあと)
  • 明智城跡(あけちじょうあと)
  • 美濃金山城跡(みのかねやまじょうあと)
  • 久々利城跡(くくりじょうあと)

10か所でしょうか? その一つが、今城跡ですね。行ってみました。

案内サインの道を入っていきます。その間、随所に立っている「今城跡」の白い旗が道標となってくれます。車は、今公民館の駐車場に停めさせてもらいます。

今公民館(可児市)

公民館からは、300m程の距離。徒歩で約3分です。

今城跡(可児市)

旗が立っているので、迷わずに行けます。

今城跡(可児市)

あっというまに、入口に到着。丁寧に管理されているのが分かります。

今城跡(可児市)

案内看板も随所にあって、かつ、とても分かり易いのです。

今城跡(可児市)

案内板と実物を見比べて、大きく納得。

目の前の切岸は確かに、自然の斜面をさらに削って傾斜をきつくしているということに納得します。

今城跡(可児市)

そうなのです。この案内板のイラストと実物がぴったりマッチしていて、理解度アップなのです。

今城跡(可児市)

今城跡本丸に着きました。ここに無料のパンフレットがありました。

それによりますと、今城は、天文年間(1532~1555)頃、地元の土豪 小池家継が築いたとこの。

今城跡(可児市)

今城跡を攻略したので、1回ポチッと押しておきました。

今城跡(可児市)

ここに、メッセージノートのようなものがありまして、パラパラ見せていただきました。そうしたら、「ここは私の部屋、ここは何々に使う…なんて想像しながら歩いてきました」といった内容のメッセージを発見。

なんと、私と同じじゃないですか。(妄想族)

今城跡(可児市)

ここは山城跡なので、屋敷家屋の類は残っていません。けれども、いたるところに戦国末期における城造りの技巧が見て取れます。

そういったところから歴史に思いははせたり、想像力を使って当時の様子を思い描いたり、はたまたこの場が自分のものであると想像してどう使おうかと妄想したり。自由なイメージを膨らませて、いろいろな楽しみ方ができますね。

今城跡(可児市)

それにしても、ひとつひとつの案内板をジックリ読んで、堪能しました。枡形虎口切岸土橋土塁…etc.それらのどれもが、機能的に考え作られていることに感嘆しました。

今城跡(可児市)

これが、今城跡の全景。コンパクトなサイズですが、見どころがギッシリ詰まっていました。歴史、山城、お城に疎い私でも、見応えありで興味深かったです。

今城跡(可児市)

城跡を後にして、公民館駐車場までの道も趣があって素敵。

今城跡(可児市)

6月のこの時季、ヒバリがさえずる美しい田園風景も広がっていました。

今城跡(可児市)

というわけで、見終わった後は充実した気分になりました。来てよかったです。

あ、蚊の襲撃にはお気を付けください。

今城跡へのアクセス

場所的に、車でのアクセスが便利かと思います。

多治見から248号線を可児市方面へ走らせます。「大藪」で248号線を降りて、突き当りを左折。最初の信号「今」を直進して間もなく、道の左側に「今城跡」のサインが見えます。そこを左折。

車の駐車は、今公民館の駐車場を利用させてもらえます。
※掲載の内容は、投稿時のものです。最新の情報は、確認くださいね。

今城跡
岐阜県可児市今371

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