生活環境保全林 日本ライン うぬまの森

とある晴れた日。岐阜県各務原市にある生活環境保全林 日本ライン うぬまの森に散歩しに行きました。

JR鵜沼駅正面の道路をまっすぐに進んで行った先。市街地に隣接している森です。駐車場に車を停めて、スタート。散策コースがいくつもありますが初めてなので、メインと思しきコースを進みます。

綺麗に舗装された道を上っていきます。

日本ライン うぬまの森

地元の方が気軽に散歩に来られるようで、すれ違う人もチラホラ。気持ちのよい空気に満ち溢れています。

オッと、早速、眺めの良い場所へ出ました。見晴らし台付近です。眼下に各務原市鵜沼の市街地。木曽川の奥は愛知県犬山市が見渡せます。

日本ライン うぬまの森からの眺め

さえずりの道を進みます。それにしても市街地のすぐ隣に、こんなにも豊かな自然の森を残し、整備しているって贅沢です。

日本ライン うぬまの森

展望台に到着。ゆっくり、ゆっくりだったので1時間弱でしょうか。普通にあるいたら30~40分で十分に到着するのではないかな。

日本ライン うぬまの森展望台

高さ240.7mからの見晴らしは、抜群。眼下を流れる木曽川、犬山城、JR高山線を走る電車、遠くを見れば、名駅のビルまで見えるパノラマが広がります。

日本ライン うぬまの森展望台からの眺め

花火等の火気禁止とあったので、ガスバーナーの使用は控えました。持って来たお湯でインスタントコーヒーを淹れ、木陰でピクニック。爽やかな風が吹き抜けて、贅沢な時間です。

帰りは、平和観音を経由して下っていきます。

日本ライン うぬまの森

それにしても、私が今住む多治見市と、ここ各務原市は車で30~40分の距離なのですが、山の様子が違うように感じます。

各務原市の山は、赤松が多い感じ。多治見市は、もっと人里の色合いを持った山に感じます。まったくの素人目線ですが、確かに違うと思いました。面白いです。

見事に大きな赤松。所々、木々に手入れの記録札がついていて、ちゃんと保護されている痕跡が見られます。

日本ライン うぬまの森

帰路、展望台に寄ったところ、大島さんという方にお会いしました。御年84歳。この辺りの山々を毎日のように上り、日の出位置や、展望できる箇所の詳細を記録し続けていらっしゃいます。

日本ライン うぬまの森見晴台からの眺め

大島さん曰く、この展望台からは、名駅のビル、東山動物園の東山スカイタワー、名古屋ドーム、一宮、稲沢、答志島、岐阜駅の岐阜シティ・タワー43、伊吹山、琵琶湖のその先、その他諸々(お話を拾いきれませんでした)まで見えるのだそうです。

これを聞いて「そんなに遠くまで見えるの!?」と驚くのもそうですが、それを全部確認して、記録して、教えてくれる大島さんの知識に感服です。

それにしてもそれぞれの山には、その山にとことん詳しい人生の大先輩がいらっしゃるようです。

以前、弥勒山(多治見市廿原)に登った際には、奥村さんとういう方(当時92歳)にお会いしました。奥村さんは、弥勒山登山道の詳細な地図を作っていらっしゃいました。

pickup画像

多治見・ウォーキングコース【No.44】弥勒(みろく)山登山道コースを歩きました

弥勒山山頂からの景色

きっと、別の山には別の大先輩がいるんでしょう。次の山ではどんな方とお会いできるかな。楽しみです。

日本ライン うぬまの森もりの本やさん

その後、麓まで下りてきた大島さんは「また逢いましょう!!」と、スクーターでハツラツと帰って行かれました。

まとめ

日本ラインうぬまの森は、市街地に隣接した自然豊かな森でした。道が整備されているので、ウォーキングシューズで歩けます。

飲み物と、おやつを持って展望台にあがって休憩。降りてきたら、麓にある「もりの本やさん」で本を読むこともできます。ここは、市の図書館ですね。近くに住んでいたら、気軽に訪れたい良い環境だと思いました。

多治見市からは車で約40分の距離。JR新鵜沼駅の正面の道路をまっすぐ進むと、右手にあります。

日本ライン うぬまの森

日本ラインうぬまの森
住所:各務原市鵜沼字石山
休業日:月曜、祝日の翌日、(12月28日~翌1月4日)
開館時間:9:00~17:00
入場無料、Pあり
アクセス:JR「鵜沼駅」または名鉄「新鵜沼駅」下車、徒歩約20分
※掲載内容は投稿時のものです。最新の情報は、各務原市HP、各務原市役所農政課等で確認してくださいね。

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