ご存知ですか?とうしん美濃陶芸美術館
とうしん美濃陶芸美術館は、東濃信用金庫の研修施設「とうしん学びの丘」(愛称“エール”)の中にあります。美術館では常時、所蔵コレクションの陶芸作品を展示したり、企画展を開催していますよ。
コレクションは、昭和61年から継続している美濃陶芸作品永年保存事業で購入しているものです。多種多様なタイプの作品が並び、貴重なコレクションになっていると思います。
で、ここが無料。私、ここは穴場の美術館だと思っています。
もともと自生していた大王松をグルリと囲むように美術館が作られています。この大王松は、施設のシンボルツリーですね。
さすが、大王の名を持つだけあって、手のひらサイズ(!!)の松ぼっくりを付けていました。
では、展示を見ていきます。
ところで、新しい服を探しに行った時、お店の人が横についてくれることが居心地悪いと思ってしまう私です。そんな私ですが、とうしん美濃陶芸美術館で展示を見る時、学芸員の方がずっと説明してくださるのは嬉しい…何なんでしょうね、この違い。
何しろ、とうしん美濃陶芸美術館の学芸員さんは、知識が広いのです。陶芸のこと、作家さんのこと。聞けば、色々教えてくれます。そういった説明がとても有難いと思うのでした。
展示棟をぐるりと一周して終了。入口に戻ってきました。
正面の陶壁は、加藤孝造氏の作です。この方、瀬戸黒の人間国宝でいらっしゃいますね。柔らかな優しいお茶碗を作られる方で、絵も描くし、書も達筆な方です。
というわっけでジックリ、貸切状態で陶芸を楽しみました。私的にとうしん美濃陶芸美術館、オススメです。
2018年4月10日からは、企画展「喫茶文化美濃」
次の企画は、美濃焼のカップ&ソーサーの歴史が分かる企画展ですね。
2018年4月10日(火)~7月1日(日)
明治、大正の時代から昭和、平成の今に至るまでの、美濃焼のカップ&ソーサーが見られます。カップ&ソーサーって、日常使いの身近さがあるから、その魅力を存分に楽しめそうです。
どこにあるの?
とうしん美濃陶芸美術館は、「とうしん学びの丘“エール”」の中の一施設です。
とうしん学びの丘“エール”
多治見市虎渓山町4丁目13番地1
※会館時間、休館日等は、とうしん学びの丘“エール” のリンクからご確認ください。
施設の壁が、モザイクタイル張りになっています。なので、車で走って来てもわかりやすいと思います。
近くの気になるところ
JR多治見駅方面(または、多治見IC)から車で走ってきた向きとします。少し手前には、永保寺があります。
その永保寺からほど近い所に、精進かりんとうの「風林堂」があります。 永保寺駐車場に車を停めて、徒歩でも行ける距離です。
精進かりんとうの「風林堂」は、多治見・虎渓山 永保寺近くです
とうしん美濃陶芸美術館の先に、バーム・ド・フォレストがあります。手焼きバームクーヘンで有名なフランス菓子 サンドールがオープンしたカフェです。
その先、少し車を走らせると共栄公園。子供さんがいるなら共栄公園でピクニックが楽しいと思います。ピクニックするのにちょうどいい木陰がアチラコチラにあります。子供さん向けに遊具もあるし、夏なら水遊びもできます。
多治見市高田町/共栄公園は、テニス、ピクニック、水遊びもできます
もうちょい、車を走らせると、ギャルリ百草(ももぐさ)。明るい日差しが差し込む日本家屋のギャラリーです。カフェも併設されています。
普段の頭の中をリセット。ギャルリ百草(多治見市東栄町)で、企画展を見てきました