分かりやすい説明で興味深々

瑞浪市が「ゴルフの町」にキャラ替えをしたのがいつなのか存知ませんが、瑞浪市は多治見市、土岐市と並んで、古くから美濃焼の産地です。

ゴルフの町瑞浪市

昔から、人々は脈々と陶磁器を作り続けてきました。そんな歴史や、陶磁が学べる資料館、それが瑞浪市陶磁資料館です。

瑞浪陶磁資料館

入場料を支払って進むとすぐに、加藤孝造展示室があります。氏は国重要無形文化財「瀬戸黒」の保持者です。

そして、個人的には名古屋でお稽古していただいたお茶の先生が加藤氏と懇意にしており、ご本人を何度かお見かけしたことがあります。

って実際は、私が勝手に加藤先生を存じていると言っているだけですが。でも、思いがけないところで氏の展示室に辿り着いた私は、静かに狂喜していました。

そして、常設展示室手前にはこんなサンプル。陶磁や釉薬の原料サンプルです。実は、こういうものも私を喜ばすモノのひとつです。

瑞浪陶磁資料館

本山木節粘土とか、蛙目粘土なんて名称に「うおぉ~!!」と食いつくのは私くらいでしょうか。

常設展示室が、これまた面白かったです。例えば、焼物の絵付け方法の違い等々、とても分かりやすく説明がされています。

瑞浪陶磁資料館

また、暮らしのどんな所に陶磁器が使われているかとか、歴史、道具の紹介も満載です。

瑞浪陶磁資料館

見れば見るほど、充実の展示内容です。けれども、堅苦しいことを言っていないから、ジックリ楽しめます。

瑞浪陶磁資料館

さらには、館外にある連房式登窯も必見です。

連房式登窯

綺麗な登窯…。

連房式登窯

窯の内壁を覗いてみると。モルタルを塗りつけたその上に、作品から溶けでた釉薬がついているのでしょうか(?)。土と炎の仕事の一端を垣間見るようです。

連房式登窯

見どころがまだまだあります

瑞浪市陶磁資料館の向かいには

  • 瑞浪市民公園
  • 化石資料館
  • サイエンスワールド
  • 市之瀬廣太記念美術館

等、興味深い施設が集まっています。施設だけでなく、ピクニックは勿論、遊歩道があったり、地層も見れますから、充実した休暇が過ごせれそうです。(地球回廊は、2021年3月31日で閉館しています)

ここは、瑞浪市民にはよく知れた場所かと思います。でも多治見や名古屋からでも行ける距離、楽しめる場所と感じました。

瑞浪陶磁資料館

瑞浪市陶磁資料館
瑞浪市明世町山野内1-6 (入場は有料です)

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