まもなく、セラミックパークMINOで「国際陶磁器フェスティバル美濃‘17」が開催されますね。(2017年9月15日~10月22日)
その協賛事業として、とうしん美濃陶芸美術館で「MINO茶碗2017」100人100碗が開催されています。フラリと見に行ったところ、これが収穫でした。
とうしん美濃陶芸美術館に行きました
東濃信用金庫の研修施設「とうしん学びの丘」(愛称“エール”)の中には美術館がありまして。それが、とうしん美濃陶芸美術館です。(正直、呼びづらい名前です…)
そして今、展示しているのがこちら。
2017年9月5日(火)~2018年1月8日(月・祝)
入場無料
これが、予想以上によかったです。新鋭作家から人間国宝までずらり、美濃陶芸家100人の茶碗を見ることができます。
まず、100碗は見応えがあります。そして、個性も百人百様です。私は、実際に「お茶を点てて、いただく」とういう目線で見ていました。
- これは、お茶の緑が映えるだろうな…
- これは重そうだなぁ…飲むとき疲れそうだわ
- 大きいから、10人分の濃茶が立てられそうだわ
- これは偶然の産物?見事な景色…
- 使い込む程に、「まぁるく」なりそうなお茶碗だわ
- 口造りがガザガザだから、お茶をいただくとき痛くないかしら?
- 草原のような素朴な景色がステキだわぁ
- お茶を飲んだ後に分かるよう、茶溜まりにサプライズが仕込まれているわ
- このサイズは、身長180cm以上の大柄の人向けだわ
- 手に収まりのいいサイズで、お茶が美味しくいただけそうだわぁ
- いばった感じのしない、素敵なお茶碗だわ
- こりゃぁ、茶筅が滑ってお茶が点てられないだろうな
- こっちは、茶筅が折れるなぁ
- あ、この作家さん知ってる…
- なんとまあ、はっちゃけてる茶碗だこと
- 凛とした姿で美しいわぁ…
とまあ、ひとつひとつのお茶碗に、自分勝手な感想をつけ加えながら鑑賞したのでした。
勿論、展示されている100碗は若手作家さんから人間国宝の方まで、名立たる美濃の陶芸家100人の作品です。でも、好み、感じ方は人それぞれ。いろんな受け取り方、感じ方があってしかるべきではないでしょうか。
それもこれも100碗も揃っているからこその、楽しみ方・鑑賞の仕方のひとつだと思うのです。自分のお気に入りの茶碗を探すつもりで見ても面白いと思いますよ。
尚、館内は入口の陶壁と、中庭の大王松のみ撮影可です。そしてこれが、大王松。
自生していた松の大木をそのまま活かして、施設のシンボルツリーとしています。美術館の展示棟は、この大王松をグルリと囲むように作られています。立派な木です。
また、キュレーターと思われる女性に、いろいろ質問してみてください。もしや(もちろん!?)100人の陶芸家全ての方のことをご存知なのでは!?と思う、膨大な知識と情報をお持ちでした。
入場無料、開催期間も長いですから、オススメです。
2017年9月5日(火)~2018年1月8日(月・祝)
入場無料
どこで見れるの?
とうしん美濃陶芸美術館は、「とうしん学びの丘“エール”」の中の一施設です。
とうしん学びの丘“エール”
多治見市虎渓山町4丁目13番地1
※会館時間、休館日等は、とうしん学びの丘“エール” のリンクからご確認ください。
施設の壁が、モザイクタイル張りになっています。
近くの気になるところ
多治見駅方面(または、多治見IC)から車で走ってきた向きとします。少し手前には、永保寺があります。
その永保寺からほど近い所に、精進かりんとうの「風林堂」があります。 永保寺駐車場に車を停めて、徒歩でも行ける距離です。
精進かりんとうの「風林堂」は、多治見・虎渓山 永保寺近くです
とうしん美濃陶芸美術館の先に、バーム・ド・フォレストがあります。手焼きバームクーヘンで有名なフランス菓子 サンドールがオープンしたカフェです。
その先、少し車を走らせると共栄公園。子供さんがいるなら共栄公園でピクニックが楽しいと思います。ピクニックするのにちょうどいい木陰がアチラコチラにあります。子供さん向けに遊具もあるし、夏なら水遊びもできます。
もうちょい、車を走らせると、ギャルリ百草(ももぐさ)。素敵なギャラリーで、作家さんの作品を鑑賞してはいかがでしょう。カフェも併設。
ギャルリ百草、OPEN直後にお邪魔して、ゆっくり鑑賞してきました