多治見市主催の経営・組織活動応援特別セミナー
2018年3月3日(土)13:00~、ヤマカまなびパーク7Fで行われた諏訪貴子さんの講演会に行ってきました。これ、多治見市主催の経営・組織活動応援特別セミナーです。
ハツラツとしたビジネスウーマン
諏訪さんは、ダイヤ精機株式会社代表取締役。先代であるお父様の後を継いで、会社を発展させている方です。著書「町工場の娘」が、NHKドラマ「マチ工場のオンナ」のモデルになっていますね。
町工場の娘ー主婦から社長になった2代目の10年戦争 [ 諏訪貴子 ]
そし講演会当日。
まさか私は、諏訪さんご本人が会場受付で来場者を迎えてくれているとは露とも思っていませんでした。ポケェ~ッと会場にやってきた私は、財布から入場整理券を取り出し、駆け寄ってきてくれた(受付の女性と思ってしまった)諏訪さんに、それを渡しました。
後から思えば、受付の女性があんなにハツラツ・ピカピカオーラを放っていたなら、ピンときてもよいモノを…。なのに、気付かなかった私…。そればかりかもうひとつ、やらかしてしまいました。
一緒に来るはずの人が来れなかったために、「これ1枚、お返ししますね」と諏訪さんに使われない整理券までも渡したのです。うわぁ~、どんだけ失礼なんだ…、私。
気持ちとしては、整理券を持たずにやって来た誰かの為に、この分を使ってもらえれば、という思いで返却したのです。でも、私の言葉は足りていませんでした。使われない整理券を渡される講演者ご本人の気持ちって…。完璧にやらかしてるよ、私。
ちなみに、ご本人は全く意に介さない様子で、満面の笑顔で受け取られました。器が違います。
講演タイトルは、中小企業の組織づくりと人材採用・育成
年間100回(以上?)もの講演をこなしている諏訪貴子さん。その印象は、ハツラツとしたビジネスウーマンでした。
講演は、会社に携わるに至った軌跡、そしてその後をお話ししていただきました。32歳で社長に就任されてから諏訪さんがされてきたことは、分析して、解決策を導き出し、行動に移して、結果を出して、会社を発展させています。行動力がハンパないと感じました。
そんなお話と並行して、ステージ正面ではスライドが流れていました。でもその画面は、少ない講演時間のせいか、はたまた作戦なのかは分かりませんが到底、読める域でストップしてくれません。(ま、読んだところで、私の理解力が追いつくものではありませんが。)
でも一つ、感じました。
何しろ、指先まで気が入った諏訪さんの立ち居振る舞いが美しかったです。そして語られるお話は、流れるように滑らかでいて、明快で知的な話でした。
そんな中、時に会場の空調を気にかけたり、くしゃみをした来場者に「花粉症?」と投げかける気遣いがあったりするのです。それはもう、聞く人の心をとらえて離さないのでした。
それって諏訪さんは、講演している間も自分の話に熱くなり過ぎず、会場を(講演を)俯瞰で見ているのです。なぁるほど、会社の経営もそうして発展させてきたのではないかな、と、目の前の講演のお姿とダブったのでした。そして、
- 一度しかない人生、後悔したくない
- これまでの経験には無駄はひとつもなかったんだ
諏訪さんの経験から出たそんな言葉が心に残りました。そんなわけで、とてもいいエネルギーをいただきました。