8月の第3木曜日に、JR多治見駅改札前で開催されている「駅モール」に行きました。「駅モール」って、4月から11月までの毎月第3木曜に開催されている市です。詳しくは、こちらの記事を読んでみてください。

pickup画像第3木曜日は、JR多治見駅改札前で「駅モール」やってますね

JR多治見駅改札前「駅モール」

そこで出店しているお店のひとつでした。いくつも並んでいるかごバッグが目に留まったのです。それで、お店の方にお話しを伺いました。

NPO(特定非営利活動)法人 HIROYA基金

ガーナのかごバッグや、アクセサリーを売る女性

それにしてもこのかごバッグ、とても美しいと思います。作りが細かくて丁寧。かご部分は、日本で言うい草のような素材で編んであり、持ち手は革。Made in GHANA(ガーナ)だそうです。

NPO法人 HIROYA基金

かごの本体にアフリカンエスニックな柄を編み込んであるものと、単色のものがありました。お客さんには、赤や緑やピンクなど、単色のものが人気だそうです。ええ、私もこの緑色が目に留まったのです。

他にも、現地で仕入れたハンドメイド・ガラスビーズで作ったアクセサリーや、ケンテ柄のポーチもありました。

何故、ガーナなのか…

お店に立っていらしたのは、西アフリカのガーナ共和国で息子さんを亡くされたお母さんでした。ガーナで単身赴任中の休日に起きた、海の事故だったそうです。

そのことをきっかけに、「誰でも、何処の国の人でも、何処にいても命の助かるチャンスは公平にあるべき」との考えから、基金を設立してガーナにAEDを贈り、ガーナと日本にAEDの活用を広げようとされています。

そして、ガーナで手作りビーズやかごバッグを仕入れて日本に持ち帰り、AEDを贈る資金作りをされているそうです。

NPO法人 HIROYA基金

お話を聞いて、この方自身、今の活動はまさか想像もしていなかったことだろうな…と感慨深く思いました。そして、応援の気持ちを込めて、緑のかごバッグを購入させていただきました。

NPO法人 HIROYA基金のガーナの編み籠

ところで、以前の私だったら、こういう買い物はしなかったと思います。こういう買い物とは、予定になかった買い物のことです。

NPO法人 HIROYA基金のガーナのかごバッグ

(切り替え部分も、綺麗に編んであります)

とはいえ、以前の私も、同じかごバッグを見て「美しいなぁ」と思ったはずです。でも、

  1. 値段と財布の中身を天秤に掛け、
  2. 「既に十分な数の鞄を持っているでしょう?」と買わない理由を考えて、
  3. 「頑張ってください」の気持ちだけで、
  4. 財布の口を締めたと思います。

更には内心、衝動買いをしなかった自分を自分で褒めてさえいたかもしれません…と、ここに白状します。

NPO法人 HIROYA基金のガーナのかごバッグ

(底は、丸底)

でも、この歳になって(どの歳?)ようやく、お金の使い方が少しだけ、変わってきたように思います。心に響いたことに対して、出来ることほんの少しでもいいから、行動に移すことの意味を考えるようになった私です。

NPO法人 HIROYA基金のガーナのかごバッグ

(持ち手は皮革を使っています。ベージュの皮革でデコレーションしてあります。センスが光ってますね。)

不思議なのですが、以前の私が見たら「衝動買い」と言うだろうこういったお金の使い方をしても、今の私は以前のように、お金がカツカツにはならないのです。

むしろ、今の私からすれば、以前のほうがよほど無駄な買い物をしていたのでしょうね。あんなに、お金を使わないように自分を制していたにも関わらず、いつもお金の心配をしていました。不思議です。

というわけで、緑のガーナの編み籠。これは、買った時の思い出と共に大切に、でも大いに使わせていただきます。

ガーナにAEDを贈る活動の詳細は、こちらから。
特定非営利活動法人 HIROYA基金

※掲載した内容は、投稿時のものです。また、AEDを贈るためにガーナに行っている時は、駅Mall(モール)に出店できないそうです。

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