道端で咲き誇る黄色い花、オオキンケイギク
今、あちらこちらでオオキンケイギクが咲き誇ってます。一面、黄色で元気がでる景色です。
でも、オオキンケイギクは、北米が原産の外来種。繁殖力旺盛で、在来種に悪影響を及ぼす恐れがあるので、平成18年2月に「特定外来生物」(環境省)に指定されています。 「特定外来生物」って、宇宙人みたい…
思い返せば、自分が子供の頃は、オオキンケイギクがこんなにも咲いていた記憶はないです。いつの頃から、当たり前に咲くようになってしまったんだろう…。
というわけで、「この花、キレイだわぁ」と花を手折ったり、種を持ち帰って自宅の庭や花壇に植えてはいけませんね。「特定外来生物」は、栽培、運搬、販売、野外に放つことが禁止されています。
もとは緑化の目的で、道路の法面などに利用されたり、園芸用に苗で売られていたものが、一変して扱いが変わってしまいました。今はむしろ、駆除の対象です。
尚、このオオキンケイギクを処理する際は、根っこから引き抜き、2~3日天日にさらして枯死させたうえで、ビニール袋等に密封して、可燃ごみ処理するそうです。更には、種をつける前に駆除することが望ましいとのことです。
そして、自治体や団体活動で大量に処分したい時は、種子のない時季に刈り取って、花や茎だけを移動するのであれば規制はかからないそうです。
※岐阜県公式ホームページ参照しました。
ほかにもいます、特定外来生物
多治見市で駆除の協力をうたっている特定外来生物は、
- アレチウリ(北米原産のツル性植物)
- オオキンケイギク(北米原産の黄色い花)
- アライグマ
- ヌートリア
等が挙げられます。
特定外来生物の影響は、在来の生物が減少したり絶滅したり、植生バランスが崩れることが危惧されます。また、かみついた場合などは人の命や身体への影響が心配されます。勿論、農作物を食べたり、荒らしたりする被害も問題となります。
多治見市は、アライグマ、ヌートリア被害防止のための捕獲檻(はこなわ)の無料貸し出しをしてくれるとのことです。希望の場合は、多治見市環境課へ問い合わせてみてはいかがでしょう。
※掲載した内容は、投稿時のものです。最新の情報は、多治見市HP等で確認してくださいね。