生麩まんじゅう、この食感がたまらない
生麩は、小麦タンパクのグルテンから作られていますね。独特な食感で好きです。そんな生麩を使ったお菓子が「生麩まんじゅう」です。
多治見市宮前町にある御菓子司 豊広あんどうの生麩まんじゅう(120円)が美味しかったので報告です。
こちらが、生麩まんじゅう(120円)よもぎ。よもぎの他に、白・黒ゴマがありました。
生麩の生地に、国産よもぎを練り込んであります。生麩まんじゅうを包んでいる葉は、この辺りの言い方で「がんとち」だそうです。この葉っぱについて、お店の方の説明と合わせて調べたところによりますと…。
中国やインドでは、山帰来(サンキライ/サンキラ)というユリ科の植物が自生しています。そして、この葉によく似ているのが、サルトリイバラ(ユリ科)の葉だそうです。そんなわけで、山帰来(サンキライ/サンキラ)は、サルトリイバラの俗称になっているようです。
で、豊広あんどうの生麩まんじゅうで扱っている「がんとち」の葉は、いわゆるサルトリイバラの葉かな(?)と理解しました。
なぜ、お店の方に葉っぱのことを聞いたかというと、生麩まんじゅうを包んで半分に折って、ちょうどいいこの葉の形。まさに、用の美だと感心したからです。
また、手に持った時にも感じます。しっとり冷たい葉っぱの感触。これは、プラスチック製の葉では絶対にマネできない素朴でいて、おいしそうな姿です。
では早速、半分に切ってみます。中は、こしあんです。
うわぁ~。待ちきれず、いただきます。
肉厚の生麩がもっちもちです。他にはないこの食感、たまりません。こしあんも上品な甘さ。口の中で、フッと溶けました。
はぁ~、幸せ…。今日も美味しい御菓子をご馳走様でした。堪能しました。
御菓子司 豊広あんどう
多治見市宮前町2-43
TEL:0572-22-4672
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