天気がいいと、「おッ、散歩に行こう!!」と俄然、張り切る私です。というわけで、晴れ渡った空を確認したとある1月の休日。ウォーキングコース100選マップの【No.39】池田町寺社巡りコースを歩いてきました。
(毎回、書いていますが…)歩きたい道 たじみ ウォーキングコース100選マップとは??な方は、この記事を読んでみてくださいね。
【No.38】池田町寺社巡りは、下街道の歴史を感じるコース
永泉寺
永泉寺のイチョウは、昭和47年に指定された多治見市天然記念物。紅葉している時季は、圧巻でしょうに。
大仙寺
歩道橋を使って、国道19号線を渡ったら右手に大仙寺。四隅の鬼飾りも素晴らしい。
丁寧に手入れされている感。(おじゃまします…)
虹梁(こうりょう)の彫り物が素晴らしいです。正面は獅子でしょうか?横は、象ですね?陶製と思しき目玉が埋め込まれています。そのせいで、目力があり迫力を持っています。
神明神社
その歴史は1000年。江戸や伊勢を旅する旅人の道中神として信仰した人も多かったそうです。国道19号線を作る際、神明神社を西へ約20mほど移動させたそうです。えッ!?そんな古(いにしえ)からの神社を、国道19号線のために移動させてしまうものか!?なんて、驚きますが…。
その後、歩道橋を渡って道を戻ります。辛沢川が、のどかで美しい。
常夜燈を撮影していたら、地元の方に声をかけていただきました。下街道(したかいどう)の中でも一番大きな常夜燈だそうです。文政9年(1826年)の建立。200年近くも前です。
JAへ続く常夜燈正面の道は、明治天皇も巡幸されたそうです。そして、池田町屋郷土資料館をオススメされました。歴史に疎い私ではありますがお話を聞いて、時の流れと深みを感じました。
あれ、面白いモノ発見。電線を巻き込んで育った木の枝。とうとう、切られてしまったのですね。
池田のエノキに到着。多治見市指定天記念物です。以前は、廿原(つづはら)へ続く道の目印だったそうです。
見事なエノキの老木です。画像は逆光なのでわかりませんが、樹皮にノキシノブが茂っていて、「まるで、マンモスのよう…」と、(マンモス、見たこともないくせに)思いました。
住吉神社 山神様
背後には、気持ちのよい山林が広がっていました。
池田不動神社に到着です。
池田稲荷神社
その先を進みましたが、途中で道が崩れていました。なので、来た道を引き返してます。戻りの道中、ちょっとした景色が美しくて、感動。
見上げれば、どこまでも青い空。背の高い山柿に、野鳥が遊びに来ていました。
その次のみどころ、斎藤透記念館は、見つけられませんでした。なので、そのまま通過。
JAの敷地角。道標がありました。「左なごや伊勢道」とあります。別の面には「右東京せんこうじ道」とあります。明治12年の建立。
辛沢川の向こう側にあるのが、池田町屋郷土資料館。(先ほど、常夜燈のところでご近所の方に教えていただいた資料館です。)この日は休館日でした。次回、見てみたいです。
コースは、これで終了です。
まとめ
コースの距離は、約3.6km。所要時間約1時間。私は1時間50分くらいかけて、ぷらぷら散歩しました。
江戸時代には、下街道の宿場町として栄えた池田町屋。この界隈が、お伊勢参り、善光寺参り、御岳参りの旅人でにぎわっていた様子を想像すると、とても興味深いです。
今回、池田町内を始めて歩きましたが、とても新鮮な驚きでした。勿論、新しい家屋が建っているのですが、そこかしこに昔の面影が残っているようで、不思議な感覚になりました。道幅が狭いところも、昔の名残でしょうか。
どの寺社も厳かで、清々しい空気に満ちていました。普段、俗世にドップリ浸かっているので、その空気の違いを感じるのでした。というわけで、新鮮な気持ちでもって、歴史を垣間見たウォーキングでした。
今回、歩いたウォーキングコースの地図は、多治見市HPのウォーキングマップのPDFダウンロードページから取れますよ。コースは、100選マップの中の【No.39】池田町寺社巡りコースです。