人生の節目節目で交わされた「さかづき」

乾杯!!

これまで日本中、いえいえ、世界中の人の人生の節目で、どれほどのさかづきが交わされてきたことか…。その盃を生産してきたのが多治見市市之倉町の窯元です。この地にある「市之倉さかづき美術館」に行ってきました。

市之倉さかづき美術館

市之倉さかづき美術館

市之倉さかづき美術館の入り口は奥の建物、画像のちょうど中心辺りです。午後も遅くに行ったので、市之倉さかづき美術館のみ鑑賞してきました。(入場料:一般400円)館内は撮影禁止なので、画像はありませんよ。
※施設としては、市之倉さかづき美術館のほかに、幸兵衛窯作陶館幸兵衛窯があります。

市之倉さかづき美術館

なぜ、この市之倉の地域で盃を生産するようになったか

市之倉の辺りは、良質な粘土が少なかったこと、地理的に不便な位置であったこと等の理由から、小さくて軽い盃を作るようになったとか。

これって、鋭いビジネス戦略ですね。で、明治の頃には全国の盃生産の大部分を占めたというのですから、見事に成功しているわけです。

館内は、幕末の時代から、明治、昭和にかけて作られてきた盃がズラリ、展示されていました。小さな盃に描く絵柄の精巧さ、繊細さ。また、盃の中にも見てとれる時代の反映や楽しみかた等、興味深く鑑賞しました。

鑑賞後は、お隣のミュージアムショップへ

このミュージアムショップが、なかなかに見応えありました。

数多くの陶芸作家さんの作品が展示販売されていました。作家もののうつわを探したい人には、嬉しいと思います。色々な個性を見ることが出来て、自分好みのうつわが見つかるかもしれません。

市之倉さかづき美術館ミュージアムショップ

おまけに、多治見のお土産品も置いてあります。例えば、超辛口の日本酒 三千盛村瀬のたじみあられ、とかね。うつわとお土産の買い物が、このショップで完了できますよ。

pickup画像村瀬のたじみあられは、口当たり軽くて食べたら止まらない!!

村瀬の「たじみあられ」

ショップの外には、くつろぐスペースも。気持ちのいい空間で、ゆったりした時間を過ごせます。

市之倉さかづき美術館

幸兵衛窯 作陶館で陶芸体験もできるらしいです

そして、敷地内には幸兵衛窯 作陶館がありました。ここでは、手びねり、ろくろ、下絵付け、モザイクタイルアートの体験等が出来るようです。

詳しくは、幸兵衛窯 作陶館HPを確認くださいね。

幸兵衛窯作陶館

幸兵衛窯

作陶館から徒歩3分の所には、幸兵衛窯があります。こちらでは、六代 加藤卓男氏、七代 加藤幸兵衛氏等の作品が展示されているそうです。閉館時間の17時を過ぎてしまったので、断念。次回のお楽しみとして、もと来た道を引き返すとします。

幸兵衛窯への道

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幸兵衛窯(多治見市市之倉町)で、復元された幻のラスター彩陶をジックリ鑑賞しました

古陶磁資料館

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幸兵衛窯(多治見市市之倉町)で、引出しの様子を見せていただきました

幸兵衛窯

薄焼きピッツァのレストラン

敷地内には、石窯ピッツァ moonがありますね。お腹がすいたら薄焼きピッツァをいただくのもいいねぇ。なんて思いながら撮影していたら、なんだか気になるものが写っているのですが…。

石窯ピッツァ moon

ズームアウト!!

ほら、さかづき美術館のバック、空に丸い雲が幾つも浮かんでいます。とっても不思議な雲でした。

市之倉さかづき美術館

まとめ

市之倉さかづき美術館ミュージアムショップ、存分に堪能しました。

雰囲気のよい空間で盃を鑑賞して、ショップでお買い物。時間があれば、作陶体験もできるから、デートにも使えるんではないかな、と思いました。(もちろん、ご家族もいらしてました)
詳しくは、市之倉さかづき美術館HPでご確認くださいね。

(今回、紹介できなかった)幸兵衛窯は、フランスの観光ガイド「ミシュラングリーンガイドジャポン」で2ツ星認定です。
また、毎年4月第2土曜・日曜の2日間に「蔵出し市」を、10月第1土曜・日曜の2日間に「 秋のいろどり市」が開催されているそうです。 今回、逃した私は、出直したいと思います。
※掲載した内容は、投稿時のものです。最新の情報は、市之倉さかづき美術館HP等で確認くださいね。

市之倉さかづき美術館
岐阜県多治見市市之倉町 6-30-1

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