紅葉と桜を一緒に眺める不思議
2018年11月1日(木)~30日(金)まで、愛知県豊田市小原町で小原四季桜まつりがおこなわれていますね。思い立って、行ってきました。
小原の四季桜とは
桜は春に花咲くイメージですが、秋にも咲くのが四季桜です。愛知県豊田市小原町は、その四季桜が数多くあることで有名ですね。四季桜は、マメザクラと、エドヒガンの種間雑種と考えられているそうです。
小ぶりな花弁を咲かせるその姿は、春の桜のイメージとはまた少し違っています。なにしろ、紅葉の隣で桜が咲いています。初めてその様子を見たときは、頭の中が少しばかり混乱するようで、なんとも不思議な感覚を受けました。とはいえ、この感覚は「桜は春」という観念がある私たち日本人だからこそ、でしょうか。
四季桜が咲く様子は遠くから見ると、ふわふわとピンク色した癒しの景観です。その感覚は、「もしかしてここって、桃源郷かしら?」なんて連想させます。
小原四季桜まつり
なにしろ、あちらこちらで四季桜が咲き誇っています。なので、小原四季桜まつりも、
- 絶景エリア(川見四季桜の里 他)
- 文化体験エリア(星の宮神社、和紙のふるさと 他)
- イベント・食エリア(小原ふれあい公園 他)
等、エリアが分かれています。
絶景エリア(川見四季桜の里 他)
小原四季桜まつりで外せないのは絶景エリアの川見(せんみ)四季桜ではないでしょうか。約1,200本の四季桜が咲き、ピンク色に染まる景色は夢見心地で癒されます。この小山にも登れますね。目の前に駐車場(有料)ありますが、あっという間に満車になり、待ちます。
柿の奥で桜。
紅葉&桜の不思議。
川見四季桜の里を少し下った柿ヶ入沢遊歩道。とっても気持ちのいい散歩道です。
文化体験エリア(星の宮神社、和紙のふるさと 他)
ここは、小原四季桜まつりエリアの真ん中にあたります。紙すき等の体験や和紙工芸の鑑賞などできるそうです。また、このエリアにある和紙のふるさとや小原交流館は、車を無料で駐車できますよ。
イベント・食エリア(小原ふれあい公園 他)
こちらは、新鮮な野菜や、食べ物の屋台がたくさん出ていました。勿論、小原ふれあい公園でも四季桜が数多く咲いています。また、すぐ横に駐車場(有料)あります。
テーブルとイスが設置されているので、屋台で購入して食べることができます。
会場間の移動は、「くるりんバス」(無料)が便利
エリアが広いので、全てを徒歩で行くには時間がかかります。なので、私は和紙のふるさとの無料駐車場に車を停めて、くるりんバス(無料)で各所を訪れました。このくるりんバスは、小原四季桜まつり期間中の土日のみ運行。時刻表を確認しておくといいと思います。
レトロなボンネットバスです。
走行中、車窓からも四季桜の景色が見れます。
くるりんバスは、黄色と茶色の2台で運行している様子。黄色バスは川見四季桜の里を出発すると、前方数百メートル先で切り替えして、小原交流館停まりでした。川見四季桜の里から小原ふれあい公園まで行くには茶色のバスを利用するようです。
川見四季桜の里から小原ふれあい公園まで行きたいけれど、黄色バスが来た場合。黄色バスに乗って、次のバス停で下りると樟茶屋というお店があって、おいしそうなもの売ってましたよ。バスを切り替えした後なので、茶色バスも黄色バスもやって来ると思います。(念のため、乗降前に確認くださいね)
バス内でも情報収集できます。(椅子の背についている灰皿が、これまたレトロ)
四季桜まつり後は、また違う趣
実は、四季桜の花は一度に全部、花を咲かせるわけではなくて、咲いて終わると次の蕾が花開いて、長い期間咲き続けるそうです。(ちなみに春は、葉桜になるそうです。)
なので、四季桜まつりが終わった後、12月10日頃までにもう一度行くと、また違った趣を楽しめるそうですよ。
小原のお土産
私が知っている小原で要チェックなお土産は…
- 小原たまご(TKGでいただくのが最高!!)
- 新鮮野菜(小原ふれあい公園で買いましたが、各所見つけることができます)
- お米
- 小原和紙
- (有)柴田豆腐店のお豆腐(天然にがり使用のお豆腐、美味!!)
小原町は、多治見市笠原からなら30分ほどで行けますね。山道を通るので、走り慣れていない人は慎重に走るかもしれませんが、信号も少なく案外、近いですね。というわけで、ステキな景色を堪能しました。
小原四季桜まつりの詳細は、小原観光協会HPで確認くださいね。
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