日本三大名泉のひとつ、下呂温泉
岐阜県の下呂温泉は、兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ「日本三名泉」のひとつと言われています。そんな下呂温泉に行ってきました。
温泉寺
下呂に着いたら早速、町歩き。温泉寺に来たのは、じつは初めて。
温泉寺の裏に回ってみると、瓦屋根の美しいこと…。
シラサギとカエル
下呂の町なかには、シラサギの印があちらこちらで見られます。マンホールの蓋にもシラサギ。
鎌倉時代、これまで湧き出ていた温泉が突如でなくなって困っていた時、シラサギが今の源泉地を教えてくれたという「白鷺伝説」によるものです。素敵な伝説です。
実は、多治見市民としましては、シラサギは案外身近な鳥です。市内でもちょくちょく見かけるのです。でもきっと、街中からいらした方がシラサギを見た際、その大きさや姿形、存在感にちょっと感動されるかも。実際、美しい鳥です。
カエルは、下呂(げろ)と、カエルの声「ゲロゲロ」つながり。
無料の足湯・手湯が各所にありました。寒い時季の足湯は気持ちがいいのですが、靴を脱ぐのはなかなか大変…。タオルもお忘れなく…。
宿は、食堂・民宿ラムネ屋
実は今回、土曜日に宿泊希望のところを、2日前の木曜深夜に宿探しを始めた私です。2月の厳冬期とはいえ、この時季の土曜夜は飛騨川沿いで花火の打ち上げがあるのです。それを目当てに日にちを決める方もいらっしゃることでしょう。ましてや、日本三大名泉のひとつ。(宿、見つかるかな…)
でも、諦める前に探してみるものですね。水明館でも夕食なしで1部屋空きがありました。直前の宿探しはリスクがありますが、キャンセルがでた部屋を押さえられるのかもしれません。
今回は、食堂・民宿ラムネ屋にお世話になりました。夕食なし、朝食付き。時間制の家族風呂。
下呂温泉のお湯は、単純温泉(アルカリ性単純温泉)。無力透明で、ツルリと滑らかなお湯でした。そして、とにかく身体が温まる(!!)のを実感。期待できる効能は、リウマチ、運動機能障害、神経症、神経麻痺、病後回復、疲労回復などです。
朝の飛騨川を散歩
そして翌朝。清々しい空を見たら、散歩に出ない手はありません。下呂に宿泊のお客さんは朝食中と思われるまだ静かな時間、小一時間ばかりの散歩を満喫しました。
散歩好きには最高に贅沢な時間。何気ないこんな風景・時間こそが実は、忘れられない旅の思い出になります。
季節が変われば、自然散策が魅力的な土地ですね。また行きたいところです。