焼きものの地ならではの美しくて大きな茶つぼ

ここは、岐阜県瑞浪市陶町。多分、この辺りへいらっしゃる人は、ギネス認定の世界一の美濃焼こま犬を見にいらしたのだと思われます。私もその一人です。

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延べ1、000人が制作!!ギネス認定の世界一の美濃焼こま犬(瑞浪市陶町)を見てきました

世界一大きい狛犬

で、そのすぐ近く。徒歩3分程の距離には、同じくギネス認定世界一の茶つぼがありまして。そちらも見てきました。

茶壺とは

茶壺は、茶道具のひとつです。新茶を詰めて熟成させるのが、茶壺です。(詰めるのは、抹茶ではありません)

お茶は茶葉を摘んですぐに飲めるものではありませんで。毎年、大凡五月六七日頃に茶葉を摘み、ふるって、蒸します。蒸したら荒乾きさせて、選別し、さらに乾かすと碾茶が出来ます。この碾茶を茶壺に詰めてしっかり熟成させます。

11月、この茶壺の封を切って中のお茶を取り出し、臼で挽いて抹茶にし、お茶を点てます。この茶壺の口を開ける時が、口切りの茶事というわけです。

四代目羽柴与左衛門景度作の茶つぼをもとに製作

こちらが、世界一の茶つぼ「豊穣の壺」です。

世界一の茶つぼ

まず、美しい!! 高さは5.4m、直径4.0m。32t(!!)もの陶土を使用した一体成型作り。焼成においては、13日(300時間)に及んでいます。

タレた釉薬が見事に美しいです。

世界一の茶つぼ

そして、茶壺には飾り緒をかけて結ぶのですが、まさにそのようになっています。(飾り緒も見てくださいね。)

子供から年配の方まで、地域住民総勢5,000人(のべ12,000人)の方が参加して作り上げたものだそうです。

煉瓦を積み上げて作った窯跡もしっかり見れます。

世界一の茶つぼ

煙突跡。32tもの陶土を焼成するには高さ15mの煙突が必要だったのですね。

世界一の茶つぼ

すごいなぁと思うのは、単に大きなものをつくるだけでなく、美しいものを皆で作り上げた、というところ。大勢の人の思いと行動と、更には自然(火や土)の作用でもって作り上げた美しいものです。

世界一の茶つぼ

周囲には、可愛らしいものたち。こういう風景、好きです。

世界一の茶つぼ

というわけで、とても素敵なものを見ました。世界一の美濃焼こま犬を見にいらした際は是非、世界一の茶つぼもご覧くださいな。

すぐ近くには、こんなところもあります

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延べ1、000人が制作!!ギネス認定の世界一の美濃焼こま犬(瑞浪市陶町)を見てきました

世界一大きい狛犬

世界一の茶つぼ

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