旧ワタナベをリノベーション。新たな、ながせ商店街の顔が誕生
ながせ商店街に2019年3月24日OPENした、ヒラクビルに行ってきました。
この建物、以前はワタナベという時計・宝石・メガネのお店でした。在りし日のワタナベに、ご自身の思い出を重ねる多治見の方は多いと聞きます。それは、人生の節目、節目や日常の必要に、ワタナベは大きな位置を占めるお店だったのだと想像できます。
ワタナベ時代の世界時計がちゃんと、修理されて動いています。懐かしく思う人も多いのではないかな。
そんなワタナベが、多治見まちづくり(株)の音頭でもってリノベーションされ、新しいながせ商店街の顔となって誕生したわけです。
その名も、ヒラクビル。
キーテナントに本屋、そしてカフェ、レンタルルームやシェアオフィスのある空間です。いろんな人が集まる仕掛けと予感が感じとれました。
ヒラクビル、この空間に入りびたっていたい…
ヒラクビルに入ると右手は、ひらく本屋 東文堂本店です。
書棚に並んだ本を見て、「ひらく本屋」の意味が感じ取れました。それは、私の好奇心や興味を「ひらく」本屋なのです。「呼ばれる」本が、そこかしこにありました。
そうなのです。これまで気にしたことのないジャンル、あるいは本自体の魅力を教えてくれる、そんなラインナップです。「読んで!!」と、私にささやく本の声がなんだか聞こえてきそう。本屋ってオモシロイ、そう気づかされる本屋さんです。
そして、中央にある階段。いい雰囲気を醸し出しています。2階に上がらずにはいられない、誘われる階段。
上がるとそこにはレンタルルーム、シェアオフィスが。そして、参考書やセレクト本の展示がされていました。
そして、こ、これは(!!) 1年前の2018年4月に参加したタイル貼りワークショップでの成果ではありませんか。
ながせ商店街 ワタナベPJ(プロジェクト)、リノベーションワークに参加してきました
ささやかながらも参加したイベント。その成果物が、町の中で活かされるって「嬉しい…」と、実感しました。旧ワタナベを知らない私にとって、参加したワークショップが自身の思い出とリンクされ、そしてヒラクビルの歴史のひとつに追加された、そのつながりが嬉しいのでした。
このタイル貼りのフレームには、ピックアップされた本が飾られていました。窓際にはソファがあり、そこでゆっくり本を吟味することもできました。
そして、メガネレンズで作ったシャンデリアがありました。旧ワタナベのエレメントを引き継いだ、素敵過ぎるフォーカルポイントです。
すべてを全く新しくしてしまうのではなくて、以前のワタナベをうまく活かしつつ、残しつつ作られた空間。とても、興味深いステキ空間です。
あぁ~。ずっと、ヒラクビルに入りびたっていたい。
以前のワタナベをご存知の方も、そうでない方にも、本好きは勿論、本を読む習慣のない方にも、かなり楽しめるポイントが散らばっています。さらには、ステキなカフェも入ってます。
そんなオモシロイ空間が、ながせ商店街に出来たことにワクワクしました。オススメです。
ヒラクビル
岐阜県多治見市本町3-25
※詳細は多治見まちぐくり(株)にて確認してくださいね。