購入した5寸皿は、多治見工業高等学校 専攻科生徒さんの作品
2018年4月8日(日)。ながせ商店街で開催されていた「第25回 みんなでてりゃあ春のクラフトフェア in 多治見」でのことです。
JR多治見駅から歩いてきて、ながせ通りに入ってすぐのところで、多治見工業高等学校 専攻科 (※1)のブースがありました。
並んでいる陶器は全て、専攻科の生徒さんたちが作ったものです。そこで、やさしいお皿を見つけたので1枚、購入したいと思いました。
「これ、もらえますか?」とお皿を出したら、受け取った女の子が照れながら「あ。これ、私の(作品)…」と言いました。
そんな偶然のつながりが嬉しかったのですが、あぁ…、なんで私、それをきっかけに、もっと彼女に作品のことを聞かなかったんだ!? おい、自分ッ!! なんだか、そんな一瞬を大切にするコニュニケーション能力が足りていない私です…。
(※1)岐阜県立多治見工業高等学校 専攻科(陶磁科学芸術科)は、1年生からやきものの基礎を学び、2年生ではそれそれの作品作りに挑む、とのこと。地元はもとより全国から、やきものを学びたい生徒が受験してくるそうです。
さて、このお皿。茶色の釉薬で、バッテンのような、鳥が飛んでいるような、パターンが描かれています。そして、光の加減を変えてみると分かるのですが、さらに同じパターンが透明色で描かれているのです。私、ここがお気に入りです。
なんて言いますか、作品を作る際、もうひと手間かけているところ。レイヤーが1枚増えることで、奥行きというか幅が広がっている、そんなところが好きです。そして使う際にも、見た目にチロチロと変化があって、面白みと温かさがあります。
そして、帰宅して気付きました。普段、使っている器たちと相性がいいな、と。セットで揃えずに、ひとつ、ひとつ、器を増やしていく楽しみは、こんなところにもありますね。
右下から時計まわりに。今回、購入した多治見工業高等学校 専攻科 生徒さんの5寸皿。土岐市下石(おろし)の窯元で買ったお茶碗。茶色の器は、沖縄のやちむん。
大切に、でも普段使いで、大いに使いたいと思います。